あなたのデジタルの足あとをプリントアウトしてくれるサービスは、今やとっても多い。あなたのInstagramを消せるタトゥーにしてくれたり、Facebookに送ったやつをアルバムにしてくれるのもある。でも、そういうのはまあふつうだ。
しかし、ロンドンのPryyntはひと味違う。デベロッパがここのSDKを使って自分のアプリに[印刷]ボタンを置くと、オンデマンドのプリントサービスを簡単に利用できるのだ。
同社は今日、その、今後、孫悟空の毛的に増殖する(かもしれない)、ホワイトレーベルのプリント・オンデマンド・サービスを作るSDKに対し、200万ドルのシード資金を獲得したことを、発表した。
CEOでファウンダのJames Washerはこう語る: “シード資金は、ひと握りのエンジェルたちからだ。その中にはプリンティングやテクノロジ関連に投資している、プライベートエクィティの経験の長い個人もいる”。 Washer自身も、今回の投資家の一人だ。
デジタルのスナップ写真を、はがきやグリーティングカードやポスター、キャンバスなどにプリントできる、しかも今使っているアプリの中から、という機能をお望みのデベロッパはPryyntのサービスを利用すべきだ。ユーザが有料のサービスを使ったときは、その売上の30%強がデベロッパへ行く。というか、はがきでもキャンバスでも何でも、タダというわけにはいかないから、当然、有料だ。
Pryyntは、アプリ内のボタンプレスに応じて写真をプリントするだけでなく、顧客への発送やカスタマサポート、支払の決済までやる。プリントは、PryyntがパートナーしているHPの公認プリントパートナーたちの、グローバルなネットワークが、やってくれる。
正式ローンチは来月を予定しているが、すでに40あまりのアプリでこのサービスが使われている。AndroidのCamera MXやiOSのInsta Shape Pro、Best Postcard Makerなどではすでに使えるが、PhotoGridやRetricaなどそのほかは、今後数週間以内に使えるようになる。