「夜中に寝室に忍び込んできて目玉から涙を吸い取っていく恐怖のロボット」シリーズの最新作をお届けしよう。STAR.V3というロボットの部品の主要部分は3Dプリンタで出力されたもので、非常に小さく、非常に平たくて、非常に高速だ。ドアの下の隙間をくぐれるように自分自身をさらに平たくすることもできる。
「涙を吸い取る」のはまだ先のことになりそうだが、このロボットを開発したのは超小型の生体模倣システムを研究するカリフォルニア大学バークレー校のBiomimetic Millisystemsラボだ。チームはこの新型の這うロボットをSprawl Tuned Autonomous〔這うことに特化した自律的ロボット〕の頭文字を取ってSTARと命名した。
David Zarrouk、Andrew Pullin、Nick Kohut、Ronald Fearingのチームはこのロボットの動作部品を3Dプリンタで出力できるシンプルで頑丈なものにデザインした。
STARは滑らかな床ではことに高速で走行でき、毎秒5.2m(20k/m弱)にも達する。
チームはこのロボットを救難・捜索などの現場で簡単に修理できるシステムにしようと試みている。部品の多くはどんな3Dプリンタでも出力jできるので輸送中、作業中に部品が破損しても簡単に交換できるわけだ。ここにさらに詳しい記事がある。片目を開いて寝ていればこのロボットがベッドに這い上がってくるのを見つけることができるかもしれない。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)