ドコモとスペースマーケットが協業、貸切空間でライブを楽しめる「プライベートビューイング」体験創出へ

NTTドコモスペースマーケットは2月6日、レンタルスペースを活用した新しいエンターテイメント体験の創出に向けて協業を進めていくことを明らかにした。今回の協業の実現に向け、12月にドコモの子会社であるNTTドコモ・ベンチャーズがスペースマーケットに出資済みだという(スペースマーケットでは1月にシリーズCラウンドで複数社から8.5億円を調達したことを明かしている)。

両社がこれから取り組むのは「ドコモが配信するスポーツやライブ映像を、仲間と一緒にレンタルスペースで楽しめる」という新しい体験型サービスの創出だ。

これまでドコモでは自社が保有する会員基盤やICT技術を用いながら多数のパートナーとタッグを組み、スポーツや映画、音楽といった幅広いエンタメコンテンツを提供してきた。一方のスペースマーケットには1万件を超えるバラエティ豊かなレンタルスペースが掲載され、仲間内でのパーティーやスポーツ観戦、花見などのイベントで利用されるケースも増えてきている。

このアセットを活かして、両社ではパブリックビューイングならぬ「プライベートビューイング」スタイルの確立を目指す計画。オシャレなレンタルスペースを貸し切って気の合う仲間と一緒にエンタメコンテンツを楽しめるだけでなく、直接ライブ会場へ行くのが難しいユーザーにとっての新たな選択肢になるかもしれない。

本協業の第1弾として、2月17日から3月3日にかけてアーティスト「moumoon」のライブの生配信・事後配信や、 アーカイブ映像などを視聴できるプライベートビューイング・トライアルイベントを実施するという。

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TechCrunch Japan

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