ドコモの本気炸裂、d払いとdカード付帯iDで20%還元開始、イオンやイトーヨーカドーでも使える

NTTドコモが4月24日から始めた20%還元キャンペーン「dポイント スーパーチャンス【+20%ポイント還元】」がえげつない。d払いだけでなくiD決済でももれなく20%還元が受けられるのだ。ただしiD決済時の対象となるのは、ドコモが発行するクレジットカードのdカード付帯のiDに限られる。もちろん、Apple Payに登録したdカードのiDやおサイフケータイのiDもOK。d払い、dカードともドコモユーザーでなくても利用できる。一方、iDプリペイドカードやメルペイやAEONカードなど他社カードに付帯するiDは対象外だ。

キャンペーン期間は572359分までなので、10連休を含むゴールデンウィークにがっつり使える。このキャンペーンで獲得した1ポイント=1円相当のdポイントは、6月30日以降に順次付与される。注意したいのは、期間・用途限定のdポイントとなり、有効期限が8月31日に設定されている点。

期間中の還元上限額は1万円なので、累計で5万円の買い物をすれば最大限の還元を受けられる。それ以外に細かな条件が満載なので、キャンペーンサイトの最下部にある「キャンペーンの詳細とご注意事項」を熟読することを強くお勧めする。「必ずお読みください」とあるが、すぐに読める場所にはないので注意だ。

そのほか、d払いが可能なオンラインショップ、dマーケットでの決済では20%還元以上となる。dマーケットの場合は、決済方法がiDやd払いでなくても還元が受けられる。

ほかのキャッシュレス決済と異なるのは、専用サイトでいちいちエントリーしなければ還元を受けられないこと。また、前述のようにdカードはクレジットカードなので即時発行は難しく、10連休を控えるため、これから申し込んでもキャンペーン期間に間に合わない可能性が高い。一方、いまiDが付帯したdカードを持っているユーザーは、今年のゴールデンウィークは非常に有意義に過ごせるに違いない。なにせ、かなり多くの店舗で20%還元が受けられるのだから。

「d」とつくのでドコモ以外の回線を使っている人は躊躇するかもしれないが、もちろんauやソフトバンクはもちろん、MVMOの回線を使っているスマホでも利用可能だ。dカードを持っていなくても「d払い」アプリはインストールしておいて損はない。これまでd払いを使ったことがないのであれば、こちらも事前エントリーが必要だが、今回のキャンペーンとは別にもれなく1000円相当のポイントが付与される。

d払いの対象店舗は広く、セブン−イレブンを除く主要なコンビニ、マツモトキヨシやウエルシアなど大手ドラッグストア、ヨドバシカメラを除く大手家電量販店など多岐にわたるので、エントリーさえ忘れなければ多くの店舗でもれなく還元を受けられる。注意したいのは高島屋。d払いやiD決済に対応しているが、今回のキャンペーンの対象外店舗となる。

とはいえ、大手ドラックストアのマツモトキヨシで使える点を除くと、ここまではほかのコード決済と使える店に大差はない。ドコモの本気を感じられるのは、dカード付帯iDによる還元だ。

iDはSuicaやWAONなどと同様に各種コード決済よりも前にさまざまな店舗への導入が進んでいたので、ほかのキャッシュレス決済がカバーしきれないところで使える点に注目だ。

中でもイオンはグループの多くの店舗でiDが使える。dカード付帯iDなら、イオンのほか、マックスバリュ、まいばすけっと、そしてイオンモールなどで20%還元が受けられるのだ。イオンがiD導入に積極的なのは、自社発行のクレジットカードであるAEONカードにiDの決済機能を付けているからだろう。残念ながらAEONカード付帯のiDは対象外となるが。

さらにイトーヨーカドーなどもiD決済に対応している。普段使いのスーパーマーケットで使えるので、多くの利用者の20%還元を享受できるだろう。

前述のヨドバシカメラやセブン−イレブンもiD決済なら可能なので、dカード付帯のiDならこちらでも20%還元だ。

LINE Payの「平成最後の超Payトク祭」は文字通り平成最後の4月30日で終了するため、いまのところ今週末からの10連休で20%還元が適用されるのは、d払いと除くと、5月末まで実施されるPayPayの「第2弾100億円キャンペーン」ぐらい。PayPayの還元上限額である2万円を突破してしまったという利用者は、d払いでの決済に移行しよう。

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TechCrunch Japan

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