Elon MuskもAdBlock Plusも、誰もかれもが、信頼できるニュースソースはこれだあれだと主張する。今回、ニュースアグリゲーターのNuzzelももその仲間に加わった。
このほど同社がローンチしたNuzzelRankは、CEOのJonathan Abramsによると、“人気も評価も高い何千ものニュースソースを優秀なビジネスインフルエンサーたちからのシグナルに基づいて、権威あるランク付けを行ったもの”、だ。彼によるとそれは、これまで同社のニュースモニタリングとリサーチサービスNuzzel Media Intelligenceで使っていたランキングシステムをリプレースする。
NuzzelRankは、同社のMedia Intelligenceリポートの外で見ることもある。たとえばNuzzelのトップソースには新たにランキングのページがある。またAbramsによると、パブリッシャーは自分のWebサイトにNuzzelRankのスコアのバッジを貼り付けることができる。このバッジ機能は、API化するつもりだ。
ではでは、Nuzzelはどのようにしてランク付けをしているのだろうか? トップソースのランキングで本誌TechCrunchが、全体の中で信頼度4位であることを知ったら、ますますそれを知りたいだろう。1〜3位はThe New York Times, The Washington Post, The Atlantic(1857年創刊!)と老舗有名紙誌が並ぶが、The New YorkerやWiredは本誌より下だ…こいつらはどちらも、きれいごとの記事が多く、ちょいとアホっぽいもんね。
Abramsによると、Nuzzelのランク採点法は主に三つあり、まず、読者が読んだか読まなかったかというNuzzel自身のデータ。第二に、“ニュースソースのエンゲージメントと権威に関する外部のシグナル”を見る。
第三は、いろんな独自のやり方でニュースソースを採点している大量の外部団体を参考にし、それらを信頼性でソートする。そのためNuzzelは、Trust ProjectとCredibility Coalitionに参加しているし、またNewsGuardやDeepnews.aiとパートナーしている。
NuzzelRankの発表声明の中でAbramsは、同社は人間編集者に依存していないし、彼らの判断をそのまま使うことはない、と強調している。“Nuzzelはつねに、スケーラブルなソリューションの構築にフォーカスしており、そのためにソフトウェアを使って既存の貴重なシグナルを集積し、有用で役に立つ結果を提供している。人間的なアプローチはスケーラビリティがなく、偏りがちだ”、というのだ。