ニューヨークのランチデリバリー競争が激化。Postmatesが15分配達サービスをスタート

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オンデマンドデリバリーのスタートアップ、Postmatesが、15分以内に食料を配達するサービス、Popを明日(米国時間4/20)11 am ETにニユーヨークで開始する。昨年10月にサンフランシスコでスタートしたPopを利用すると、ランチの食べ物を15分以内に受け取ることができる。ニューヨーク市の34番街からバワリーまでの地域で利用可能。スタート当初は配達料金を取らない。

この数週間前、PostmatesはAmazonプライムライクの定期利用サービスをスタートし、一週間前にはロサンゼルスでPopを提供開始した。そして2日前にはUberがニューヨークでUberEatsのインスタントオプションを中止した。

「最高のセレクションと最高品質の料理を最速で届けるために、焦点を絞ることにした」とUberはニューヨークのUberEatsユーザーに今週メールで伝えた。

Uberはインスタントオプションを廃止したが、UberEatsのニューヨークでのサービスは続いている。おそらくその理由は、フードデリバリービジネスは成長中で、Business Insiderによると先月にはユーザー数が倍増しているからに違いない。

UberEatsのインスタントオプションが、実質的にPostmates Popと同じであることを考えると ― ただしUberは10分、PoPは15分 ― Uberがニューヨークでインスタントオプションを中止したことには疑問が残る。ニューヨークの配達事情に問題があるのか? Uberはニューヨークの店から仕入れすぎたのか?ニューヨークには食料を配達するUberドライバーが不足していたのか?

Uberがインスタントオプションを廃止したのはニューヨークだけで、シカゴ、ヒューストン、ロサンゼルス、サンフランシスコを始めとする他の都市では継続しているのは興味深い。

「UberEATSの専用アプリを先月公開して以来、驚くほどの反響がありユーザー数は2倍以上になった」とUberEVERYTHING NYCのゼネラルマネージャー、Michael ContiがTechCrunch宛の声明で言った。「専用アプリによってマンハッタン中のレストランがリーチと顧客ベースを広げることが可能になった。今回の小さな変更によって、ユーザーにもレストランオーナーにも、配達員にも最高の体験を確実に提供できる」。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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