ネット印刷通販のラクスル、Wilなど6社から14.5億円を調達

ネット印刷通販のラクスルは2月6日、WiLをリードインベスターとして第三者割当増資を実施し、総額14億5000万円を調達したことを明らかにした。割当先はこのほか、グローバル・ブレイン、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、プラス、GMOベンチャーパートナーズ、ミクシィの合計6社。

ラクスルは、日本各地にある印刷会社をネットワークし、各社の非稼働時間を活用することで、低価格な印刷物を提供するサービス。調達した資金をもとに、顧客サポートを強化したり、印刷物デザインやチラシ配布などサービス領域を拡大する。ラクスルによれば、自社のビジネスモデルは海外にはないとしており、グローバル展開も視野に入れている。

今回の資金調達ではベンチャーキャピタルだけでなく、オフィス家具や文房具のプラスやミクシィといった事業会社とも資本・業務提携を実施。プラスとは共同で印刷物を販売したり、ラクスルがプラスの物流機能を活用して配送コストの低減や短納期商品の強化を図る。ミクシィともサービス連携について協議を進めていく。


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。