ネット印刷通販のラクスルは2月6日、WiLをリードインベスターとして第三者割当増資を実施し、総額14億5000万円を調達したことを明らかにした。割当先はこのほか、グローバル・ブレイン、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、プラス、GMOベンチャーパートナーズ、ミクシィの合計6社。
ラクスルは、日本各地にある印刷会社をネットワークし、各社の非稼働時間を活用することで、低価格な印刷物を提供するサービス。調達した資金をもとに、顧客サポートを強化したり、印刷物デザインやチラシ配布などサービス領域を拡大する。ラクスルによれば、自社のビジネスモデルは海外にはないとしており、グローバル展開も視野に入れている。
今回の資金調達ではベンチャーキャピタルだけでなく、オフィス家具や文房具のプラスやミクシィといった事業会社とも資本・業務提携を実施。プラスとは共同で印刷物を販売したり、ラクスルがプラスの物流機能を活用して配送コストの低減や短納期商品の強化を図る。ミクシィともサービス連携について協議を進めていく。