ネット広告のレポート作成を自動化する「Roboma」にROI運用支援の新機能

広告効果を最大化するためのAIマーケティング・広告運用自動化サービス「Roboma(ロボマ)」を提供するRoboMarketerは10月19日、マーケターがリアルタイムなROI(費用対効果)運用を実現できる「ROIレポート機能」を新たにリリースした。

また、併せてモバイルアプリにおけるユーザーの行動分析、広告の効果測定、および不正インストールの防止機能を有する総合的なモバイルアプリ計測プラットフォーム「Adjust」との連携を発表している。

以前にもTechCrunch Japanで紹介しているRobomaはグリーやミクシィ出身のマーケターによって作られたマーケティング自動化サービスだ。独自開発のAI技術により、誰でも簡単に本質的なマーケティング業務を行うことを可能にする。メルカリを含め業界問わず100社以上が導入しているという。

ネット広告のレポート作成を自動化するRobomaでは、Facebook、Instagram、Google Adwords、Twitterといったプラットフォームの広告アカウントを連携することが可能だ。連携した広告アカウントのレポートを自動し、費用やCPA(Cost Per Acquisition:ユーザー獲得コスト)などの指標をグラフ化できる。また、社内のメンバーや広告代理店の担当者ごとに閲覧権限を設定でき、同じ情報を共有することでスムーズな意思疎通をはかることが可能だ。

そして本日発表されたROIレポート機能を使うことで、ROIの低い媒体やキャンペーンに広告費用を大量投下しているケースを改善できたり、メディア・キャンペーン・広告単位で最適な予算配分ができるようになる。要するに、無駄な広告費用を削減でき、売り上げアップが期待できるということだ。

ROIレポート機能でできることは以下のとおりだ。

  • Adjustデータの自動取り込み
  • Facebook、Google、Twitter などの主要メディアのコストと売上データを自動マッチング
  • 経過日数別のROI、継続率を集計(コホート分析)
  • メディア、キャンペーン、広告単位でのROI横断比較
  • 課金コンバージョンの複数選択

新機能開発の背景について同社は「広告運用で本質的に大切なことはメディアやキャンペーンごとにROIを検証し、自社のサービス・商品に合ったターゲットユーザーに最適配信することで売上を最大化すること。だが個別のコストデータと計測された売上データをマッチングして集計する際に膨大なデータ処理が発生するため、非常に手間がかかりリスクも高かった」からだと説明している。

投稿者:

TechCrunch Japan

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