スイスと米国に拠点を持つスタートアップBeekeeperは、ブルーカラーやサービス従事者とコミュニケーションを取るためのモバイル向けプラットフォームを提供している。このほど同社はシリーズBラウンドで4500万ドル(約48億円)を新たに調達した。
ラウンドをリードしたのはThayer VenturesとスイスのSwisscanto Invest by Zürcher Kantonalbank。すでに同社に投資していた、Atomico、Alpana Ventures、Edenred Capital Partners、Fyrfly、Hammer Team、investiere、HighSage Ventures、Keen Venture Partners、Samsung NEXT、Swiss Post、Swisscomらも参加した。
病院、工場、小売店舗などで通常デスクの前にいない「ノンデスクワーカー」をターゲットしにしたBeekeeperは、紙と鉛筆や一般向けメッセージングアプリのWhatsAppいった旧態依然の連絡手段を置き換えることを目的に作られた。
潜在市場は膨大だ。世界の労働者の80%以上がデスクについていないと考えられており、「ノンデスクワーカーのためのSlack」の需要は間違いなく高いとBeekeeperはうたっている。同社は世界で17億人のノンデスクワーカーが「繋がっていない」か、消費者向けアプリや大企業向けアプリの「つぎはぎ」によってお粗末な繋がり方をしている推定している。
Beekeeperのクライアントには、ハイアットホテル、Dollar Genral、ドミノ・ピザ、ヒースロー空港、SeaBoard Foodsなどがある。
Beekeeperは今回得た資金を使って、知識労働者とノンデスク労働者のギャップをつなぎ、新たな機能や統合によってサービスをさらに強化するつもりだと語っている。Workdayなどのシステムとの統合も計画されている。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )