ハードウェア設計プラットフォームが投資家の注目を集める、nTopologyが多額の資金を調達

ハードウェア設計のためのソフトウェアは、最近VC投資の世界で人気が高い。Flux(フラックス)やBild(ビルド)による最近のラウンドに続き、nTopology(エヌトポロジー)が6500万ドル(約74億円)もの大規模なシリーズDの実施を発表した。Tiger Global(タイガー・グローバル)が主導したこの資金調達により、ニューヨークを拠点とする同社の資金調達総額は1億3500万ドル(約154億円)に達した。既存投資家のRoot Ventures(ルート・ベンチャーズ)、Canaan Partners(カナーン・パートナーズ)、Haystack(ヘイスタック)、Insight Partners(インサイト・パートナーズ)もこのラウンドに参加している。

nTopologyは、工業デザイン、航空宇宙、自動車、医療など、幅広い分野のエンジニアが使用することを想定したCADソフトウェアを効果的に提供している。同社は従来のシステムよりもエレガントなソリューションを約束し、特に3Dプリント / 付加製造技術の世界に力を入れている。

画像クレジット:nTopology

「私はキャリアの初期に、CADのようなエンジニアリングソフトウェアのほとんどが、革新的な設計を推進する上でボトルネックになっていることに気づきました」と、共同設立者兼CEOのBradley Rothenberg(ブラッドリー・ローゼンバーグ)氏は、このニュースに関連したリリースの中で述べている。「特にエンジニアの問題を解決するために設立された当社は、エンジニアが積層造形プロセスのパワーを十分に活用し、これらの旧態依然とした設計ツールによって残されたギャップを埋めることができるようにします」。

同社は最近、社名と同名のソフトウェアのv3.0をリリースした。現在はFord(フォード)、Lockheed Martin(ロッキード・マーティン)、Honeywell(ハネウェル)など、約300社の顧客を抱えている。また、最近では、3Dプリンター大手のStratasys(ストラタシス)と提携し、積層造形ワークフロー用のソフトウェアプラットフォーム「FDM Assembly Fixture Generator(FDMアセンブリ・フィクスチャー・ジェネレーター)」を開発した。

nTopologyによれば、今回調達した資金は、国際的な事業拡大とソフトウェアの追加機能の開発に充てる予定だという。

画像クレジット:nTopology

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(文:Brian Heater、翻訳:Hirokazu Kusakabe)

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TechCrunch Japan

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