パスワードマネージャーのDashlaneがシリーズDで約120億円を調達

パスワードマネージャーのDashlaneは、最新ラウンドで1.1億ドル(約120億円)を調達したことを米国時間5月30日に発表した。同社のシリーズDラウンドをリードしたのは Sequoia Capitalで、パートナーのJim Goetzが取締役に就任する。Dashlaneは、Lyftの幹部Joy Howardが新たなマーケティング責任者として8月に就任することも発表した。

Dashlaneによると、今回調達した資金は同社の中核製品に投資し、消費者および企業顧客の要求への対応に重点を置くという。「我々はまだセキュリティー市場の上っ面をなでただけ」とCEOのEmmanuel Schalit氏は語る。「世界で何十億の人々何百の企業が、個人情報の流出からパスワード管理まで、デジタル個人情報の管理に頭を悩ませている」。

パスワードマネージャーは、近年の相次ぐ個人情報攻撃事件を受けますます注目を集めている。パスワードを一箇所に保管しマスターパスワードや指紋などの生体認証で保護することによって、ユーザーはどのサイトへ行っても自動生成された強力なパスワードを使うことができる。

Dashlaneはこれまでに合計1.85億ドル(約200億円)の資金を調達している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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