ビッグデータ処理/分析をシンプルなDaaS(Data as a Service)として提供するCazenaが$20Mを調達

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企業のデータ処理を助けるCazenaが今日(米国時間7/22)、Formation 8率いるシリーズBのラウンドにより2000万ドルを調達したことを発表した。参加した投資家はAndreessen HorowitzとNorth Bridge Venture Partnersで、両社は昨年10月の800万ドルのシリーズAにも参加している。

Cazenaを作ったのは主にNetezzaの元社員らで、CEOはNetezzaのデータコンプライアンス担当ゼネラルマネージャだったPrat Mogheだ。彼はNetezzaが2010年にIBMに買収されて以降、IBM傘下のNetezzaで、ストラテジとプロダクトとマーケティング担当のSVPを務めていた。

数年間IBMにいたMogheは、Netezzaが解決しようとしていた問題を新たな視点から見なおしてみたい、と思うようになった。“データ処理の次の10年はどうなるだろう、ということを考えた。とくに、企業はHadoopのような新しいビッグデータスタックと、どうやってうまく付き合っていくのか”、と彼は語る。“とくに中規模以上の企業では、クラウドを前向きにとらえて処理のアジリティを向上させようとしているが、既存のプラットホームの複雑さとセキュリティの問題を前にして、立ちすくんでしまう傾向もある”。

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Cazenaは、企業のビッグデータ処理を大幅に単純化することをねらっている。基本的にCazenaでは、データ処理ジョブのセットアップがわずか3クリックですむ(とMogheは言うが、現実はもうちょっとややこしい)。同社のサービスのキモは、このデータの分析にはどんな技術を使うべきか、という判断を自動化して、人間ユーザが直面する複雑性を減らしていることだ。次にプロビジョニングも自動化し、ワークフローを顧客に合わせて最適化し、そして管理する。データ処理ジョブはHadoopでもSparkでもMPP SQL(AmazonのRedshiftなど)でも何でもよい。

顧客のワークロードのタイプや予算、求める処理速度などに応じてCazenaは正しいインフラストラクチャを用意し、データの処理を進める。“こういう、data as a service(DaaS)と呼べるようなサービスは、新しいカテゴリだと思う。これをキーワードとして、大企業のクラウド化を支援していきたい”、とMogheは述べる。

Cazenaがその新しいプロダクトについて対外的にも語れるようになるまで、ほぼ二年を要している。今少数の大企業の協力のもとにベータを動かしているが、サービスの一般公開はまだまだ先のようだ。

Mogheによると、一般公開の暁には、料金体系にもイノベーションをもたらしたい、という。それは、単一の料金で処理費用、クラウドの費用、サポートの費用、SLAなどをすべてカバーする、きわめて単純化された料金体系だ。今のクラウドサービスは、ギガバイトとかノードの数などの(技術用語的な)数量ベースで課金するから、かんじんのユーザが費用を予測することができない、と彼は、こんな部分でも単純化を売りにするつもりだ。

今回得られた資金は、同社の技術開発と、営業の強化、そしてパートナーシップの構築に充てられる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

投稿者:

TechCrunch Japan

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