ピッツバーグ大と提携し学生向けのオンライン授業サービスを展開するOutlierが約13億円調達

学生が単位を取得するためにオンラインで授業を受けられるサービスを展開しているスタートアップであるOutlier.orgが、シリーズAラウンドで1170万ドル(約13億円)を調達したと発表した。

本ラウンドはGSV Venturesがリードし、Harrison Metal、Tectonic Capital、Jackson Square Venturesが参加した。その前に実施したHarrison Metalリードによる未公開のシードラウンドと合わせると、Outlierは計1600万ドル(約18億円)を調達したことになる。

今回の資金調達の一環として、 GSVのJulia Stiglitz(ジュリア・スティグリッツ)氏がOutlierの役員メンバーに加わる。創業者でCEOのAaron Rasmussen(アーロン・ラスムセン)氏は以前、MasterClassの共同創業者兼クリエティブディレクターとしてオンライン学習人気アップに貢献した。Outlierのサービスを2019年に立ち上げたとき、ラスムセン氏はリーズナブルプライスの選択肢を提供して増大する高度教育費用の問題を解決するのが目標だと語っていた。

その選択肢とは微積分学 Ⅰと心理学入門から始まる初歩的なカレッジの授業という形式をとっている。これらの授業はイェール大学やMIT、コロンビア大学、コーネル大学といった教育機関の教授や講師が教えている。授業はオンライン閲覧専用に撮影され、ここには出題やマンツーマンの個人指導も含まれている。

Outlierの授業は1つあたりたったの400ドル(約4万4000円)で、ここには教科書など全コストが含まれる。宿泊施設付きの大学で受けるよりもずっと安い。そしてパスすれば、ピッツバーグ大学からトランスファー可能な単位を取得できる。

Outlierは秋の学期で初の授業を行い、その授業に参加した生徒たちは「グレードC以上を取り、比較できる同様のコースを従来スタイルの授業で受けている生徒たちと変わらなかった」とのことだ。同社はまた、ピッツバーグ大学との提携を2020年の春と夏の学期まで継続することを明らかにした。

「我々のミッションは、質の高い教育へのアクセスを増やし、学生の借金を減らすことだ」とラスムセン氏は声明文で述べた。「今回調達した資金と2019年秋に開いた2つの試験的コースで得た知見をもとに、今後より多くの入門レベルのコースを展開する。そして、これまで以上に多くの学生、そして最高の教育をリーズナブルなコストで提供する専門家を受け入れていく」。

画像クレジット: Outlier

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(翻訳:Mizoguchi

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TechCrunch Japan

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