中国・深圳にあるHuawei(ファーウェイ)の本社で今日開かれたプレスイベントに参加したTechRadarによると、もしあなたが来月発売されるはずだったHuaweiの2600ドルする5GフォーダブルMate Xを手にする日を首を長くして待っているなら、さらにもう少し待たなければならないようだ。
TechRadarは「9月発売の可能性はないと告げられた」と報じている。その代わり、ファーウェイは11月の発売を目指している。しかし同社は、広げると正方形のタブレットになる初のスマートフォンは年内に発売するとしか明言しないだろう。なので、MateXを購入する人はおおよそクリスマスまで待つことになるかもしれない。
発売がなぜ遅れているのか、はっきりとはわかっていない。しかし、推測の域を出ないが、スクリーンいやフォールド(折り畳み)に関することで課題があるようだ。
我々は発売の延期について、ファーウェイに正式なコメントを求めている。
ファーウェイのMateX発売が後ろ倒しになることで、Samsung(サムスン)がファーウェイの前に発売を延期していたGalaxy Foldを先に発売することになりそうだ。Galaxy Foldはレビュー用の多くの端末に不具合が生じて発売が延期されていた。
最新の情報では、Galaxy Foldは9月発売予定となっている。サムスンはフォルダブルのスマホが実生活での使用に耐えられるよう、問題を解決したと自信があるようだ。
もちろん手荒い扱いに耐えられるかは、この手のフォルダブルでは不透明さが残る。TechCrunchではハードウェア専門家であるBrian Heater(ブライン・ヒーター)が、この高価でヒンジでくっついているタッチスクリーンの性能を試すはずだ。
ファーウェイのMateXに話を戻すと、購入を検討している人は同社がプレスイベントで記者に対し、計画している後続の製品についての情報により時間をかけたことに完全に安心してはいないかもしれない。
後続の製品はもっとスクリーンを搭載しているかもしれないし、あるいは搭載していないかもしれないが、ファーウェイは明らかに背面にガラスを載せることを検討しているようだ。そう、ガラスだ(第1世代のMateXの背面はスティールだ)。ガラスのパネル、つまりタッチスクリーンを倍増させることになるかもしれない。後ろに1つ、そして前にも1つだ。これにより価格も倍になるのかは知る由もない。
TechRadarのレポートによると、まだ発売されていないMate Xの後にくる仮の製品(?)スクリーンフォルダブルは早ければ来年にも発売されるかもしれない。または、またもや推測の域を出ないが、発売されないかもしれない。というのも、正直に言ってまともとは思えないからだ。しかし、フォルダブルの世界は狂気じみたものだ。
この狂気にはまた、メソッドがあるかもしれない。というのも、スマートフォンはすべてスクリーンデバイスになったため(これによりタッチセンシティブな“厚板”と、また別の「厚板」を見分けることは不可能だ)、元気のいいAndroidデバイスメーカーはユーザーがより多くのものを見られるように、「厚板」にもっとスクリーンを搭載する方法を見つけ出そうとしている。
もしこれらメーカーが本当にやってのけることができたら、素晴らしいだろう。しかしながら、問題を起こすことなくスマートフォンの主な特徴と機能をヒンジでつなげるというのはエンジニアリング上、かなりのチャレンジとなる。
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(翻訳:Mizoguchi)