Huawei(ファーウェイ)は当然のことながら、折り畳みスマホであるMate Xに関しては慎重になっていた。Samsung(サムスン)のGalaxy問題を目の当たりにし、ファーウェイは戦略を練り直した。サムスンのGalaxy Fold発売が棚上げされた直後、ファーウェイは端末の性能を確かめるためにサムスンと同様の措置を発表した。
Mate Xは2月のMobile World Congresss(MWC)で華々しくデビューしていたが、ようやくマーケット投入の準備が整った。当初予定されていた夏から遅れること数カ月、11月15日に発売される。
まずファーウェイのお膝元である中国マーケットに投入され、価格は1万6999元(約26万円)からとなる見込みだ。このデバイスはもちろんファーウェイにとって初のフォルダブルであり、加えて現在展開されつつある5Gをサポートする。
ファーウェイは、5Gが利用できるかどうか次第ではあるが、今後他のマーケットでも展開する見込みだと話す。しかしながら、いくつかの理由で特定のマーケットには出回らないことが予想される。そうしたマーケットの中でも、ここ米国に投入されることはまずなさそうだ。Mate 30と同様「Mate XはAndroidのGoogleアプリが少ないバージョンで作動する」と発表文にはある。
これはグローバルの消費者にとってはマイナス要素だろう。だが、MWCと中国でMate Xを実際に手に取ってみた限りでは、私がこれまで目にしたものの中でMate Xは最もいいフォルダブル端末だった。ただ、値段もそれなりにする。
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(翻訳:Mizoguchi)