フィンテック専門で、しかも途上国市場を対象とする新ファンドApis Partnersが立ち上げ

フィンテック(fintech, financial technology, 金融・財務テクノロジ)の育成専門、そしてアジア、アフリカなどの途上国をねらうVCファンドApis Partnersローンチした。当面のファンド基盤額は2億5000から3億ドル程度を目指す。

このファンドのファウンダはMatteo StefanelとUdayan Goyalの二人、Stefanelはこれまで、やはり途上国向けのプライベートエクイティ企業Abraajのパートナーだった。Goyalは、フィンテック向け投資/アドバイザー企業Anthemis Groupのファウンダだ。

今アフリカや南アジアでは、金融財務サービスのイノベーションが活気づいている。これらの市場には大量の‘アンバンク’(unbanked, 銀行口座を持たない)の人口がおり、彼らはPCなどを経ずにいきなりモバイルからネットユーザになる。そこでたとえば、Vodafoneが2007年に立ち上げた送金とマイクロファイナンスのサービスM-Pesa(pesaはスワヒリ語でお金の意味)は、アフリカで大人気となっている。

大手コンサル企業Accentureによると、全世界のフィンテック投資額は2008年の9億2800万ドルから2013年には29億7000万ドルへと、3倍以上増加している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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