フォード・マスタングにインスパイアされた電動SUVがついにデビュー

Ford(フォード)は約14カ月近く前に、Mustang(マスタング)にインスパイアされた電動SUVを予告していた。そして今、それがなにを意味するのかを世界に披露する準備が整った。同社はロサンゼルス・オートショーに先立ち、米国時間11月17日に電動SUVを発表すると表明した。

2020年に発売される電動SUVについては、ティーザー画像やヒントが存在するものの、詳細は知られていない。最近公開された新しいウェブページではわずかな詳細しか明かされていないが、EPA準拠で300マイル(約480km)の距離距離を実現している。しかしその外観や仕様、価格は、少なくとも11月17日の発売日まで待たなければならない。

我々にわかるのは、フォードの未来がこの電気自動車へのシフトの成功に結びついていることだ。マスタングにインスパイアされたSUVは、この戦略の要ではないかもしれないが(電気式のF150はおそらくそれに値するだろう)、重要な要素となるだろう。

同社はこれまでハイブリッド技術を支援してきた。2016年、同社のBill Ford(ビル・フォード)会長はFortuneのイベントで、プラグインハイブリッド車は過渡的な技術だと考えていると述べた。

しかし状況は大きく変わった。ハイブリッド車両は今でも選択肢のうちの1つだが、過去18カ月の間、フォードは完全電気自動車の開発と生産により重点を置いてきた。

同社は2018年に110億ドル(約1兆2000億円)を投資し、2022年までに全世界で40車種の電化自動車と16車種の完全電気自動車を投入する計画を明らかにした。

さらに9月には、2022年末までに欧州で100万台の電化自動車を販売する計画の一環として、フランクフルト・モーターショーで一連のハイブリッド車両を発表した。

電気自動車のスタートアップのRivianにも投資しており、VW(フォルクス・ワーゲン)とは自動運転(VWのArgo AIへの投資を通して)や電気自動車の開発における協力など、多くの分野で提携している。フォードは、VWのMEBプラットフォームを使って、ヨーロッパ市場向けに「少なくとも1車種」の完全電気自動車を開発する。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

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TechCrunch Japan

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