フリーランス・ライターに便利な自動ポートフォリオ作成ツール

ClearVoiceから、ちょっとおもしろそうなプロダクトが登場した。フリーランスのライターのポートフォリオ作成にも役立つツールだ。

新しいプロダクトの名前はCV Portfoliosで、自分のこれまでの仕事を簡単にポートフォリオ化してまとめておくことができる。個人でウェブサイトを作って管理している人もいるだろうが、古臭いデザインになったりして、誰にも見てもらえなくなることが多い。

CV Portfoliosでは、ClearVoiceがいうところのVoiceGraphという技術を利用している。この技術により、新しいコンテンツは自動的にポートフォリオに組み込まれるようになっている。VoiceGraph機能が、メジャーなパブリッシングサイト(現在25万ほどのサイトに対応しているとのこと)に投稿された記事から、自分の書いた記事を自動的に見つけて記録してくれるのだ。ソーシャルメディアでのシェア状況の確認なども行うことができる。

共同創立者兼CEOのJoe Griffinによれば、フリーランスの人に、強力かつシンプルなポートフォリオ作成およびポートフォリオ管理のツールを提供したかったのだとのこと。

cv portfolio

例として、私も自分のCV Portfolioを作ってみた。ここには私の執筆したTechCrunch記事が表示されている。「こんなのあたりまえじゃん」という声も聞こえてきそうだ。TechCrunchに関していえば、ライター毎のページも用意されているのでなおさらだ。しかし、もし私がフリーランサーで、いろいろなパブリッシャーサイトで仕事をしているのだとすると、これはなかなか便利なツールなのではないかと思う。

CV Portfoliosは、スタートにあたって40万件のポートフォリオを自動生成しているのだそうだ。自動生成対象となった人は、自分の情報であることを申告すれば、自由にさまざまな情報を編集・削除することができるようになる。リンク情報を追加したり、PDFや画像ファイルのアップロードなどを行うこともできるようになっている。ClearVoiceの他サービスとも連携していて、新たな仕事獲得にもつながるだろうし、なによりも自動的に最新情報に更新されるのが嬉しい。

(自動でポートフォリオを生成された人で、情報を公開したくないという人は、もちろんすべての情報を削除することもできる)。

CV Portfoliosは無料で利用できる。ClearVoiceの他サービスと連携するのに便利なツールではあるが、もちろんCV Portfolios単体での利用も大歓迎であるとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。