プライム会員なら数百冊の電子書籍が読み放題、Amazonが「Prime Reading」を日本で開始

お急ぎ便やお届け日時指定といった配送サービス、プライム・ビデオ、Prime Music、プライム・フォトなどAmazonプライム会員の特典は時間の経過とともに充実してきた。そして本日、このラインナップにまた1つ新たなサービスが加わることになる。

アマゾンジャパンは10月5日、プライム会員向けの新サービス「Prime Reading」を日本で開始した。Prime Readingはプライム会員であれば、数百冊のKindleコンテンツを追加料金なしで楽しめるというサービス。アメリカでは約1年前から始まっている。

公式の発表では現在すでに数百冊のコンテンツを読むことができ、ジャンルはビジネス本から雑誌、漫画、絵本などさまざま。対象コンテンツは10冊まで同時に利用できる。Kindleの無料アプリをダウンロードしたスマートフォンやタブレット、Kindle電子書籍リーダー、Fireタブレット、パソコンからアクセスが可能だ。

日本では2016年8月より電子書籍の読み放題サービス「Kindle Unlimited」が提供されてきた。こちらは月額980円で利用でき、対象となるコンテンツは12万冊以上に及ぶ。

今回Prime Readingで利用できるコンテンツを全てチェックしたわけではないが、トップページを見てもKindle Unlimitedの対象となっているものが多く「Kindle Unlimitedのライト版」のような印象を受けた。

アマゾンジャパン社長のジャスパー・チャン氏がプレスリリース内で「これからも『Amazonのプライム会員にならないなんて考えられない』とお客様に感じていただけるよう、プライム特典を充実させていきたいと考えています」とコメントしているように、主な目的はプライム会員の特典充実だろう。

ただ今後Prime ReadingがきっかけでKindle Unlimitedにも興味を持つユーザーが増えていくのか、そちらも気になる所だ。

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TechCrunch Japan

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