Atlassianが、カンバン方式のプロジェクト管理サービスで大成功していたTrelloを買収してからほぼ1年になるが、最初の約束どおりTrelloのプロダクトへの積極的な投資を継続している。今日(米国時間1/1)Trelloは、そのアドオンのための(アドオンないしエクステンションのことをTrello語で‘Power-Ups’と呼ぶ)、新しいディレクトリをローンチした。それはAtlassianのこのサービスへの継続的投資を示すだけでなく、AtlassianのエコシステムによるTrelloの使い方の特徴も示している。
Power-Upsのプラットホームがローンチしたのは2016年だが、昨年AtlassianがTrelloを買収したときは、わずか30あまりのエクステンションがあるだけだった。しかしその後は急速に増えて、今では80になっている。
エクステンションが少ないときは、リストで十分間に合ったが、80にもなるとリストは妥当ではない、とAtlassianのTrelloプラットホームのトップHamid Paloは言う。そこでチームは、今ふうのアプリストアのようなディレクトリ(目録)を作ることを決意し、エクステンションをカテゴリー別にまとめることにした。
“新しいディレクトリは説明文に力を入れ、ユーザーが探しているものを見つけやすいようにした”、とPaloは語る。しかしそれだけでなく、各デベロッパーがユーザーに、そのエクステンションによるTrelloの便利な使い方を分かりやすく説明することにも、力を入れている。それには、ユーザーが今使っているサードパーティ製品との統合の仕方もあれば、Trelloのカードに投票ボタンをつけてガントチャートを作る、というものもある。エクステンションのデベロッパーがディレクトリに、独自の画像やビデオをつけることもできる。