「ベイビー・ヨーダ」(あるいはヨーダ・ベイビー)が、Disney+の新シリーズ「The Mandalorian」でデビューするやいなや、インターネット上には無数のミームが生まれた。しかし、この画像がオンライン上のあらゆる場所で見られるようになったのとほぼ同時に、不思議なことに画像が削除されてしまった。
当初、数多くのベイビー・ヨーダの画像を掲載していたVultureのようなメディアは、人気のスター・ウォーズキャラクターが消えたことに対して、Disney(ディズニー)社が過剰な警告を発していると非難した。しかし、ヨーダ・ベイビーが消えたのは驚くことに、Disneyのせいではないことがわかった。
最初にBBCが報じたように、この卑劣な行為の背後にいたのはミーム世代で中心的な役割を果たしているGiphy(ギフィー)だった。Giphyは声明にて「先週、Giphyにアップロードされた特定のコンテンツに関する混乱があり、状況が確認できるまで一時的にこれらのGIFを削除した」と述べた。「DisneyとVultureに迷惑をかけたことを詫びるとともに、再びGIFがGiphy上で公開されることに喜んでいる」。
これは、コーポレートブランディングの時代における知的財産と著作権を取り巻く、企業倫理とミームの難しさの対比を示す最新の例だ。TechCrunchは少なくとも10年前から、著作権の主張とフェアユースを重視してきた。しかしながら過去10年以上、インターネットの強みであるはずのリミックス文化は、つまらない人間によって台無しにされてきた。一部のTwitterユーザーが指摘してきたように、企業は手加減をするべきだ。それは巡り巡って、企業の利益へとつながるだろう。
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(翻訳:塚本直樹 Twitter)