MetaioとTimetraveler Augmentedが今日(米国時間9/22)、Timetravelerというアプリケーションを発表した。このアプリケーションは、拡張現実(Augmented Reality, AR)の技術を利用して、スマートフォンやタブレットのユーザにベルリンの壁に関する歴史的コンテンツを見せてくれる。実際にその遺跡へ行って歩きまわっていると、それぞれの場所に関連したARが表示される。素材は当時のニュースや記録映画、破壊された場所の再建工事、壁が冷戦時代のドイツにもたらした分断効果などだ。
LAYARがアプリの画面にベルリンの壁を重ねて表示したのは2010年だが、そのときの実装はかなり全体的で、それぞれの場所でいろんなメディアを見せるものではなく、しかも“ストーリーを語る”ことに力を入れていた。
TimetravelerはiOS用とAndroid用があり、GPSを利用して主な11箇所の遺跡の‘過去’を見せてくれる。場所はベルリンのBernauer StreetにあるBerlin Wall Memorialだ。
アプリの説明書から引用しよう:
それぞれの遺跡へ行くとGPSが場所を判断し、アプリケーションはユーザの視線追跡モードになり、ユーザが今見ている方向に50年以上前にあった物や状況の画像を表示する。Frida Schulzeが彼女のアパートの窓から脱出する劇的なシーンや、Church of Reconciliationの解体、国境警備兵のConrad Schumanが東と西を隔てる有刺鉄線を跳び越えるところ、などが見られる。
今現在はドイツのiTunesストアでしか手に入らないようだが、でもGoogle Playには(あなたがどこにいても)リンクがあるようだ。このアプリは、無料バージョンと有料バージョンがある。
〔訳注: LAYERでもGPSとコンテンツの結びつけはできるようだ。〕
[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))