スマホやタブレット端末などで簡単に写真入りのマニュアルを作成できるプラットフォーム「Teachme Biz」を手がけるスタディストがタイに進出した。
みずほフィナンシャルグループとの共同出資で、タイでの有価証券投資業務、コンサルティング業務を主な事業とするMHCBコンサルティング社やJ-Crown社とともに合弁会社を設立。
この合弁会社ではTeachme Bizの販売やマーケティングなどの業務を行う。10月1日より事業を本格開始し、2020年2月末までにTeachme Bizをタイ国内180社への導入を目指すとのこと。ターゲットとなる業種は、製造業や飲食業、小売業など。なお合弁会社の代表には、スタディストで執行役員/グローバル事業部部長を務めていた豆田裕亮氏が就任する。
実はTeachme Biz自体は、キヤノンマーケティングジャパングループと日本駐車場開発のタイ現地法人との連携で、2018年2月から導入が進んでいたそうだ。現在までに大手日系企業の現地法人など10社で導入されており、需要が高いと判断したことから今回の合弁会社の設立に至ったという。
タイでは、日本に比べて従業員の入れ替わりが激しいため、経験の浅い従業員にも業務内容をすぐに理解できるようにマニュアル作成が非常に有効とのこと。日本初のプラットフォームがタイでどのように受け入れられるか、今後に注目したい。