メッセージ中心のビジネスSNS「UNITE」は組織に縛られない人脈構築を支援する

自分の人生のストーリーをブログライクに投稿できる「STORYS.JP」。このサービスを提供しているレジュプレスが、6月4日に新サービス「UNITE(ユナイト)」ベータ版を公開した。5月からクローズドテストを開始していたが、すでに3400人以上がサービスに登録しているという。

UNITEでは、「サラリーマンでも企業や組織に縛られることなく信頼できる 社外人脈を積極的に構築する」と言うことを目的としたメッセージが中心となるビジネスSNSだ。サービスの利用にはFacebookアカウント、もしくは実名やメールアドレスの登録が必要となる。また、友人関係にないユーザーにメッセージを送るためには、自身の職歴などを登録しないといけない。

ユーザー全員がビジネスのつながりを目的に登録しているため、アライアンスや仕事の相談などを積極的にもちかけることができる。人名のほか、会社名や役職でユーザーを検索できるため、特定の業界や職種のユーザーに限定して連絡を取るといったことができる。

米国では、LinkedInがビジネス向けのSNSとしての地位を確固たるものとしているが、日本ではまだそこまでのシェアを取っていないようだし、僕の周囲のIT業界関係者などは基本的にFacebookでメッセージをやりとりすることが多い。ただ、あくまでFacebookは知人友人とのコミュニケーションが主目的なので、ビジネスのための出会いの場としては、大化けする可能性も秘めているんじゃないだろうか。

サービスは現在無料で提供している。レジュプレスによると、将来的には特定の関係性(面識のないユーザーなど)へのメッセージ送付などでの課金なども検討しているという。モバイル対応も早急に予定しているとのことだ。


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。