フリマアプリのメルカリはグローバル展開を加速するために役員の強化も図っているようだ。本日、メルカリはFacebookでVPを務めたジョン・ラーゲリン氏を同社の執行役員Chief Business Officer(CBO)に迎えたことを発表した。
メルカリは2013年7月に日本でローンチし、2014年9月にはアメリカでもサービスをリリースした。2017年3月には、海外2拠点目となるイギリスにも進出を果たした。
グローバル展開に伴い、今年の4月には役員の体制を変更している。メルカリの創業者で代表取締役社長を務めてきた山田進太l太郎氏は代表取締役会長兼CEOとしてグローバル全体を管轄するようになり、小泉文明氏が取締役社長兼COOとして日本を中心に見る体制へと移行した。メルカリはラーゲリン氏をCBOに迎い入れることで、メルカリのグローバル展開をさらに強化したい考えのようだ。
ラーゲリン氏は大手IT企業で経験を積んできた人物だ。Googleで日本及びAPACにおけるモバイルビジネスとプロダクトの責任者、Androidグローバルパートナーシップディレクターなどを歴任し、2014年5月からはフェイスブックのVPを務めている。
また、ラーゲリン氏は日本への造詣も深いようだ。ラーゲリン氏はストックホルム商科大学修士課程を修了していて、在学中には東京大学大学院経済研究科でも論文研究を行っていたそうだ。LinkedInのプロフィールを見ると、英語とスウェーデン語に加え、日本語も話せるとある。
メルカリはプレスリリースでラーゲリン氏のCBO就任について以下のようにコメントしている。
ジョンをメルカリ本社のマネジメントチームとして迎え入れることで、グローバル展開を加速すると共に、日本事業についても次のステージを目指していきます。
メルカリは、アプリのダウンロード数については日米合算7,500万(日本5,000万、米国2,500万)、月間の流通額は100億円を超えたと発表している。