メルカリは4月6日、100%子会社であるソウゾウの代表交代について明らかにした。4月1日付けで以前から同社の執行役員を務めていた原田大作氏が代表取締役に就任。旧代表の松本龍祐氏は同日付でメルペイの取締役CPO(Chief Product Officer)に就任したという。
ソウゾウの新代表となる原田氏は、C2Cサービス「Wishscope」やフリマアプリ「スマオク」を展開していたザワットの創業者だ。2017年2月に同社をメルカリに売却した後、同年3月にソウゾウへ入社。ブランド査定付きフリマアプリ「メルカリ メゾンズ」の事業責任者を担ってきた。
一方の松本氏は写真加工アプリ「DECOPIC」を手がけたコミュニティファクトリーの創業者。2012年に同社をヤフーに売却したのち、ヤフーのアプリ開発室本部長などを務めた。2015年3月にヤフーを退職後、同年5月にメルカリに参画。9月にソウゾウを設立したタイミングで代表取締役社長に就任し、先日終了の発表があった「メルカリ アッテ」を始め複数の新規事業に携わってきた。
松本氏は2017年11月からメルペイの取締役を兼務していたが、今後はCPOとしてメルペイに専念するという。
メルカリでは代表交代について「新規事業の立ち上げ経験豊富な原田がソウゾウの代表になることにより、ソウゾウはこれまで以上に新規事業の創出へ注力してまいります」としている。