Motorola(モトローラ)は興味深い試みを続けている。現時点では廉価な「アクションカメラ・スマートフォン」の市場の大きさはわからないが、単調な電子機器の世界では、Lenovo(レノボ)が所有するブランドは面白い立ち位置にいる。
正直、GoPro全盛期の中で自分をアクションデバイスとして位置づけるスマートフォンが増えなかったことに私は驚いている。しかしほとんどの消費者にとってブームは落ち着き、GoPro自身も廉価なコピー品や最近市場に参入したDJIにより、競争は激しくなっている。
Motorola One Actionの「アクション」とは、主に背面の3連カメラ、特にGoProスタイルの117度の画角の超広角カメラを指している。ここで本当に興味深く意味があるのは、センサーの向きを変えるという決定だ。スマートフォンを縦に持つと、ランドスケープ(水平)での動画撮影ができるのだ。つまり、スマートフォンでの動画撮影時には「正しい」「間違った」向きは存在しない。
他の意味では、このスマートフォンは標準的なモトローラの端末だ。米国時間8月16日より、ブラジルやメキシコ、ヨーロッパの一部で発売が開始される。米国とカナダでは10月に発売される予定だ。価格は300ドル(約3万2000円)以下になることが予測される。
(翻訳:塚本直樹 Twitter)