年末年始の休暇も終わり、多くの会社で一年で最も嫌な出来事が起きようとしている。人事評価のことだ。Reflektiveは苦痛に感じる人が多いこのプロセスを、社員の日常のワークフローに組み込みつつ、もっと気軽でやる気を失わないようなリアルタイムの評価システムに置き換えようとしている。2015年にAndreessen Horowitがリードインベスターを務めたシードラウンドで360万ドルを調達した同社は、2016年にもLightspeed Venture Partnersを中心とするシリーズAで1300万ドルを調達していた。
そして本日、ReflektiveはシリーズBでさらに2500万ドルを調達したと発表した。シリーズAに続き、今回もLightspeedがリードインベスターを務め、Andreessen Horowitzもラウンドに参加していた。
現在TwilioやBraintree、Thumbtack、CreditKarma、Digital Ocean、Udacity、Nutanixなどが、Reflektiveのサービスを利用している。総顧客数は約200社にのぼり、昨年の70社から大幅に増加した。この成長スピードや、これまで大企業に勤めたことがある人であれば誰でも共感できるようなサービス内容で、Reflektiveは投資家の注目を集めている。
ReflektiveのCEO兼ファウンダーのRajeev Beheraは本日の発表の中で、同社に興味を持っている投資家は多数いたが、最終的にLightspeedのNakul Mandanを中心とするインサイドラウンドを行うことに決めたと語った。
「LinkedInやGlassdoorが存在する今、各業界のトップ企業にはやる気のない社員を放っておく余裕はありませんし、彼らは事務処理のような人事制度ではなく、本当に人材開発に重きを置いた制度を必要としています」とMandanは声明の中で語った。「そこでReflektiveは、マネージャーと社員が互いにリアルタイムでフィードバックを送り合い、各企業のミッションに沿って個々の能力を伸ばせるような素晴らしいシステムを開発しました。彼らの凄まじい成長や輝かしい顧客リストが、Reflektiveのソリューションがトップ企業の心をうまく捉えているということを物語っています」
もちろんReflektiveと同じパイを狙っている企業は他にも存在する。BetterWorksやZingHR、Synergita以外にもそのような企業はたくさんあるが、それぞれのプロダクトは違う機能を備えていたり、評価・リテンションプロセスの異なる箇所に力を入れていたりする。
Beheraによれば、Reflektiveは今回の調達資金を使って、社員からの継続的なフィードバックや連絡を促進すると共に、ひとりひとりに合った方法でリアルタイムに社員のエンゲージメントを高めるような新しいプロダクトを開発していく予定だ。
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(翻訳:Atsushi Yukutake/ Twitter)