レゴが「警察セット」のマーケティングを一時中止、人種差別に対する抗議活動に配慮

今週、玩具メーカーのLego(レゴ)はアフィリエイターにレターを送り(ToyBook記事)、一部キットの販売と宣伝を中止するよう要求した。対象となったキットには、警察官のミニフィギュア(Donut Shop Opening、ドーナツショップ開店を含む)やホワイトハウスも入っている。

レゴの行動を巡っては曖昧な情報が出回っているが、同社は上記のキットは製造中止になるわけではないと明言した。いずれも同社のウェブサイトでは入手可能であり、世界的パンデミックの中で営業中のレゴストアでも販売している。

広報担当者は、ジョージ・フロイド氏の殺害を受けて米国や他の海外都市で人種差別や警察の暴力に対する抗議運動が起きていることから、当該セットの広告とSNSでのシェアを一時中止していることを付け加えた。

「当社はいかなる製品の販売もマーケティングも中止していない。6月9日に当社はソーシャルメディアのチャンネルでのコンテンツ配信を一時中止した。アフィリエイトプログラムのメンバーにもこのことを説明し、同様の対応をお願いしている」。

この行動が起きた6月2日は、音楽やテクノロジーコミュニティーの間で「ブラックアウト・チューズデー」と呼ばれている。広報担当者はTechCrunchに、上記製品のマーケティング活動は「数日以内に」再開されると語った。

当社が一部のレゴセットを販売中止したという誤った報道が散見されている。これは事実と異なっており、そのような記事は誤報である。米国で起きている事象を受け、デジタル広告を一時的に中止するというのが当社の意向だ。これで誤解が解けることを願っている。

6月3日、デンマークの玩具メーカーであるレゴは、Twitter上で人種差別反対の結束を呼びかけ、「黒人の子供たちの支援と、子供たちすべてに人種の平等について教育するために」、不特定の非営利団体に400万ドル(約1億3200万円)を寄付する意向を示した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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