6月12日のサービスリリース直後から注目を集め、結果的には当日中にレシートの買取をストップすることになったレシート買取アプリ「ONE」。そのONEが少し形を変えてサービスを再開するようだ。
運営元のワンファイナンシャルは6月18日、クルマの即時買い取りサービス「DMM AUTO」と連携し、ガソリンスタンドのレシートの買取を始めることを明らかにした。
サービスの使い方に関しては大きな変更点はなく、ガソリンスタンドのレシートを撮影するだけ。ただリリース時と違うのは、買取の対象となるレシートが1ユーザー1枚までになったことと、買取価格が1枚あたり30円~100円で変動するようになったこと(リリース時は1ユーザー1日10枚まで、買取価格は一律10円だった)。またワンファイナンシャルが買い取るレシートの総数にも上限がある。
同社によると「ビジネスモデルを広告モデルに転換」し、その第一弾としてDMM AUTOが出稿した形になるとのこと。今回買取を再開するのはガソリンスタンドのレシートのみで、もともとのレシートを1枚10円で買い取る方式については再開を検討中だという。
買い取ったレシートに車両番号など車体を識別する情報があった場合には当該情報を収集又は分析の対象とせず、第三者への提供も行わない方針。合わせて「DMMに対してレシート画像や店員情報など、個人を特定する情報の開示や譲渡は一切致しません」としている(個人が特定できないよう加工してレシート画像を譲渡する可能性はある)。
また再開にあたってユーザーから要望の多かった本人確認書類提出を廃止。ただしこれについても今後買取する商品によっては法的な観点から提出を必須とする可能性があるという。
今回ONEが連携するのはDMMのサービス。過去には買取アプリのCASHがDMMの子会社となった例もあるので、もしかしたらと想像する人も多いかもしれないが「今回は特に出資や買収ではなくあくまでサービス間の連携(広告の出稿)」とのことだ。