本誌Startup Battlefieldの同窓生Lukaが、チャットボットのブームに自分も乗らんとばかりに、そのAI利用のメッセージングサービスを、ユーザーのニーズに応えるさまざまなスマートボットで拡張しようとしている。
Lukaは最初、テキスティングによるYelpとしてスタートした。ユーザーはLukaにチャットで、おすすめのレストランや、今夜の予約の可不可、おすすめの料理などを尋ねる。
同社は前から食べもの以外もやりたいと考えていたが、昨今のチャットボットの人気上昇は拡張のための絶好の方法を提供してくれた。
今日(米国時間4/8)のローンチにより、Lukaは依然としてサービスのメインの提供者だが、ユーザーのいろんな欲求に基づいて彼らをさまざまなボットに接続する。
ユーザーはレストラン関連の質問ができるだけでなく、Lukaが天気予報やニュース、画像やGIFを見つける場所、アドベンチャーゲーム、雑学クイズ、などなどのボットにユーザーを接続する。
Lukaは自然言語を理解するAIだから、ユーザーはボットを具体的に指定できなくても、必要なものを説明すれば、目的のボットに接続できる。
たとえばユーザーがLukaに“退屈だわ”と言うと、ゲームのボットに接続してくれて、そこで遊ぶことができる。
協同ファウンダーでCEOのEugenia Kuydaは、いずれ、サードパーティのデベロッパーが自由にボットを作ってLukaに登録できるようにしたい、と言う。ただし当面は、高品質なボットを揃えてユーザーの信頼をつなぎとめることが優先する。
“今の問題は、ボットを使おうとしないユーザーが多いことだ。今後は、もっと日常的に自然に、いろんなボットを便利に使うようにしたいね”、とKuydaは語る。
Lukaのアプリは、ボットのインタフェイスも提供している。ウィジェットやショートカットもある。だから、必要なものを尋ねる過程も、そんなに退屈しない。たとえばゲームや天気予報などはテキストを書いてLukaに求めなくても、画面をタップするだけでボットをセレクトできる。
同社は、Sherpa CapitalがリードするシリーズAで442万ドルを調達したことも、発表した。これには、Y CombinatorやLudlow Ventures、Justin Waldronなども参加した。
Lukaについて詳しく知りたい人は、ここへどうぞ。