レースカーが自動運転車になるとどうなるか、パリのRoboraceはコース学習のため遅かった

週末にパリで行われたFormula E Paris ePrixで、ドライバーのいないRoboraceが、1.9kmのコースを14周、完全に自力で完走した。

この自動運転車には、LiDARセンサーが5基、レーダーセンサーが2基、超音波センサーが18基、光学式速度センサーが2基、AIカメラが6台あり、そして衛星位置情報により自分の位置とルートを知る。すべてのデータをNvidiaのDrive PX2が処理し、Roboraceのプレスリリースによると、このプロセッサーの演算速度は24兆ops(毎秒24兆命令)だ。

プロセッサーは速いけどしかし、Roboraceの車自身は、まだそれほどでもない。

ハードウェアは本格的なレース向けに、300kWのモーター4台、540kWのバッテリーを一つ積み、時速は200mphを超える。しかし、ルートを学習している間、そしてエンジニアが同車の学習方式を学習している間は、後ろに人間が運転する付添車がつき、のろのろとトラックを走る。

では、パリでの初走行を、公式ビデオで見てみよう。次はベルリンのFormula Eに出て、その後もいろんなレースに出る予定だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

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TechCrunch Japan

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