ロンドン拠点のStride.VCからパリを拠点に活動していた女性パートナーのピア・ディリバルネ氏が離脱

Fred Destin(フレッド・デスティン)氏とポッドキャスターのHarry Stebbings(ハリー・ステッビングス)が設立したロンドン拠点のアーリーステージ投資のベンチャーキャピタルであるStride.VCが、パリに拠点を置くパートナーのPia d’Iribarne(ピア・ディリバルヌ)氏を失ったことがTechCrunchによって明らかになった。

規制当局のファイリングによると、ディリバルヌ氏とのパートナーシップは、Strideの3番目の投資パートナーに任命されたことが発表されてから1年半強後の今日、正式に終了したとのこと。

TechCrunchの取材によると、ディリバルヌ氏とStrideの両方が彼女の去就を確認したが、彼女の今後の予定を含め、それ以上のコメントを拒否している。しかし、同氏はStrideの投資先企業であるStrapi、impala、jowでの取締役会の席を維持することを認めている。

今のところ、ディリバルヌ氏の次のキャリアは不明だが、情報筋によると彼女は自身のベンチャーファンドを設立する初期段階にあるかもしれないという。彼女は過去に「起業家」としての野望を語っていたが、その後、VCのAccelを離れて(未訳記事)新たに立ち上げたStrideに参加することに関連して、このようなことが起こっても驚かないだろう。

一方のStrideは、2018年後半の立ち上げ以降(未訳記事)でチームのメンバーが去ったのはディリバルヌ氏だけではない。オペレーティングパートナーのArj Soysa(アリ・ソイサ)氏は1年強で退社し、現在はヨーロッパのMubadala Capitalでファイナンスディレクターを務めている。

それとは別に、創業パートナーのステッビングス氏は最近、Strideと並んで830万ドル(約8億8450万円9のマイクロVCファンドを運営している(未訳記事)ことを明らかにした。彼のポッドキャスト「The Twenty Minute VC」にちなんで名付けられた「20VC」と呼ばれるこのファンドは「Tier 1」の共同投資家とともに、さまざまなステージの米国のスタートアップに投資する計画だ。

画像クレジット:Rory Lindsay

原文へ

(翻訳:TechCrunch Japan)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。