不動産テックのイタンジ、ビットコインによる不動産売買サービス「ヘヤジンコイン」を提供開始

不動産テックのスタートアップ、イタンジは1月10日、仮想通貨で不動産売買ができるサービス「HEYAZINE COIN(ヘヤジンコイン)」を公開した。

ヘヤジンコインでは、物件の売買代金のほか、仲介手数料や諸経費もビットコインで決済し、物件を購入できる不動産購入プラットフォームを提供。売り主には、仮想通貨相場と不動産市場のデータから構築したアルゴリズムを使って、不動産の売却査定機能を提供し、物件価格や決済タイミングの提案を行う。

10日現在、ヘヤジンコインには9件の物件が掲載され、それぞれ日本円での価格と併記して、ビットコインの時価が表示されている。ビットコイン価格の方は刻々と変わっていくので、手持ちのビットコインがある人なら眺めているのも楽しいかもしれない。イタンジでは、2018年9月までに物件掲載数1000件、取引数300件を目指すとしている。

ヘヤジンコインの物件紹介ページには、ビットコイン価格が日本円価格と併記されている。

イタンジは2012年の設立。これまでに、不動産仲介会社向けの業務支援サービス「ノマドクラウド」や「Cloud ChintAI(クラウドチンタイ)」など、仲介会社、管理会社といった不動産業界の法人向けITサービスを主に提供してきた。また、個人向けには賃貸マンションの検索・情報ポータルサイト「HEYAZINE(ヘヤジン)」を公開。人工知能を活用した不動産投資家向け情報サービス「VALUE」なども提供している。

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TechCrunch Japan

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