世界でもっともシンプルなWebサイト制作編集ツールBarley–ページ画面そのものを直接エディット

製品やサービスのデモは、できるかぎりシンプルな方が、見る人に強い印象を与えることもある。

WebエディタBarleyの場合がそうだった。協同ファウンダのColin Devroeは、ぼくが見てる前で、ごくふつうのWebページを開いた。それからそのページの上の語句を、わずかなキータイプで書き換えた。キーボードをタイプし始めると小さなエディティングメニュー(編集作業用メニュー)が出るが、Webページをエディットするためにアドミンのダッシュボードにアクセスする必要はないし、エディタを開く必要もなく、HTMLを書かなくてもいい。いきなり、目の前のWebページをエディットするだけだ。

デモの内容はそれだけではないが、中核的な機能といえばそれだけだ。習得のための勉強や経験がまったく不要な、Webページエディタだ。

Devroeは、反面教師としてWordPressの名を挙げた。たしかにWordPressは複雑で難しい。この記事も今WordPressの上で書いているけど、慣れてるはずのぼくでも、複雑だと感じる。Webサイトを作るツールなら、Weeblyのような簡単なのもある。でも、そんなツールを使うときでも、ページのレイアウトやコンテンツの編集をするためには、そのツールの中の“そのための場所”へ行かなければならない。

一方Barleyでは、何をするにも目の前のWebページに対して直接行う。文書を編集する場合と、まったく同じだ。また、Barleyが用意しているテンプレートのどれかを使えば、レイアウトで悩む必要もない。

“HTMLやCSSを勉強しなくてもWebサイトを編集できる”、とDevroeは言う。“そこらの小さなレストランや商店に今でもWebサイトがない理由、それをBarleyはなくしたいのだ”。

Devroeによると、ターゲットはあくまでも小企業だが、なにぶん自分自身が小企業だから(BarleyはPlainというスタートアップの最初のプロジェクトだ)、多くの小企業に直接売り込む力はない。

そこで彼は、小企業向けの統合ビジネスパッケージなどを作って売っている企業に働きかけて、彼らのプロダクトにBarleyを含めてもらおうと考えている。また商店や小企業を相手にWebサイトを作っているデベロッパにもBarleyを採用してもらって、彼らのクライアントが自分で自分のWebサイトを編集できるようにする。BarleyにはDropboxのシンク機能があり、ホスティングのお世話もするので、デベロッパやデザイナーにもBarleyを統合するメリットがあるはずだ…たとえばデザインのアップデートが簡単にできるだろう。

料金はトラフィックの量による従量制で、月額18ドルからだ。すでに今週は、500社/名のユーザが自分のWebサイトを作った。ユーザ登録はここで。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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