あなたが麺食いの人なら、そんなあながたよだれを垂らすアプリがある。麺食いでない人も、今日からぜひなるべきだ。
“えっ、麺料理のためのアプリなの?”、とあなたはいぶかるかもしれない。
そう、世界中に人気の麺がある。ベトナムのフォー、日本の味噌ラーメン、タイのビーフラーメン“クイティオ”、などなど、麺スナックは幅が広くて、奥が深い。
奥が深すぎてあなたが麺大陸で迷子にならないために、iOSアプリNoodlerが登場した。デザインとアニメふうのイラストがきれいなだけでなく、この、麺のバイブルのようなアプリは、300万種の麺+スープ料理のレシピを集めている。もちろんそれぞれに、材料のリストと作り方がある。
ふつうにアプリを開くと、ランダムに選ばれたスープ麺が現れる。それが気に入ったら、そのどんぶりをタップするとレシピのページへ行く。あるいは、ボタンを叩けば麺とスープのいろんな組み合わせが次々と出てくる。ぼくもそうやって、おいしそうなのを呼び出せた。
このアプリを作ったのは、ニューヨークのライターでイラストレーターのMichele Humesだ。彼が卒業した学校は、フランス料理の学校French Culinary Instituteだ。デベロッパー兼デザイナーは、スペインのセビラに住むJoshua Sierlesだ。アプリは、ニューヨークとスペインのグローバルなコラボで完成したのだ。
Humesはこう言ってる、“Noodlerは麺料理に対するぼくのラブレターだ。なによりも、その美しさを表現することに力を入れた。しかも発見機能があるから、立派に実用アプリだ。単なる、見たら終わりのeブックではない。このアプリは、麺とスープの組み合わせの、無限に近い自由と多様性を見せるのだ”。
Appleも彼の意見に同意したらしくて、中国版のApp StoreではNoodlerが複数回フィーチャーされた。ほかの国では、まだだけど。
今はiPhoneだけのアプリだが、デベロッパー/デザイナーのSierlesによると、すでにAndroidバージョンに着手している。もうすぐ、のようだね。
“アプリはReact Nativeで作っている。Facebookが提供している比較的新しいクロスプラットホームなフレームワークだけど、Androidへのポートもかなり簡単だ”、と彼は説明する。React Nativeなんて、まだ知らない人が多そうだな。
Noodlerは今無料だが、今後は無料版はレシピの数を制限し、買えば全ライブラリにアクセスできるようにする。いずれにしても麺食大好き人間なら、無視できないアプリだ。App Storeのここにある。