新興スマートフォン・メーカーとして注目されたXiaomi〔小米〕だが、このところ本国市場は苦難の道だ。先週IDCのレポートによれば、中国のスマートフォン市場の出荷台数でXiaomiは大きくシェアを落とした。首位から一気に4位に転落し、トップは同じく中国のHuaweiに奪われた。
それでもXiaomiは国際市場、特にアメリカに進出する夢を捨てていない。しかしAppleとSamsungが圧倒的なシェアを占めるアメリカは新規参入が格別に難しい市場だ。
Bloombergのインタビューに答えて、副社長のHugo Barraは困難を認めつつもアメリカ進出の計画を再確認した。Barraは「この市場は非常に重要だ」と述べる一方、同社はインドとインドネシアへの進出、それにもちろん中国にも資源を割かねばならず、完璧なタイミングの選定が求められるとした。
関係者の間ではXiaomiの米国進出は近いと見られているが、Barraは「慎重にアプローチしている」と述べた。 Barraは具体的なスペックは明らかにしなかったが、以前この10月にローンチすると報じられていた製品も含めてXiaomiは数種類のプロダクトをアメリカで発表するとしている。
アメリカで発売される製品がそもそもスマートフォンであるかどうかもまだはっきりしない。Xiaomiの製品ポートフォリオはモバイルの枠を超えており、テレビのセットトップボックスのMi BoxやノートパソコンのMi Notebook Airも開発ずみだ。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)