中国版Twitterのウェイボー、IPO初日に19%高

今日(米国時間4/17)午前、Weibo(微博)が上場した。予想よりも発行株式数は少なかったが、初値は17ドルで前日の報道と一致していた。

上場初日は絶好調で、19.06%高の20.24ドルで引け、ソーシャルに限らず他のIPOを考えているIT企業に追い風を吹かせた。IPO価格による時価総額34億ドルに基づくと、Weiboは3.76億ドル相当の価値を高めた。

WeiboのIPO初日の好調は、最近のIT企業数社の成功に続くものだ。TechCrunchは4月6日にこう報じた:「金曜日はウォール街がIT企業で賑った。GrubHubFive9IMS Healthが揃って同じ日に上場した。結果は上々で、GrubHubは30.77%、Five9は9.14%、そしてIMS Healthは15%、それぞれ株価を上げた」。

Weiboの公開企業としての初日は以下の通り。

ゲームの巨人、King DigitalはIPO以来苦戦を強いられている。同じく最近IPOしたAerohiveも、株価が崩壊している。Boxは、S-1書類で公開した財務状況の損失が予想以上だったことから、一部で特定IT分野における評価額に対する不安を募らせている。

しかし、WeiboのIPOは、成長見込みさえ堅固なら投資家はIT分野に賭ける気が満々であることを示した。歓迎、Weibo! 収支報告で会おう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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