人気ゲームのクリエーターたちが、Flappy Birdにすばらしいオマージュを捧げた

もうFlappy Birdについて書くのはやめると誓ったつもりたった。実際私は少々うんざりしていた。

しかし、これ・・・これは特別だ。CanabaltとSuper Hexagon ― Flappy Birdによって全く新しいレベルの人気を得た「単純だがあきれるほど難しい」カテゴリーのパイオニアとして大いに愛されたゲーム2本 ― の作者たちが、Flappy Birdへの賛意をこめてそれぞれ全く新しいゲームを作った。これはクローンではない ― オマージュだ。

Terry Cavanagh。Super HexagonVVVVVVという、〈ああ神様もう少しでクリアできるからあと5分ください〉的タイトルで最もよく知られるこのゲームクリエーターは、彼のオマージュをMaverick Birdと名付けた。Super Hexagonのグラフィックスタイルに派手なテクノサウンドを加え、さらに新たなコントロール要素(ダイブ)をミックスして生まれたのがMaverick Birdだ。

Adam Saltman。Canabalt(初期の人気永久ランナーゲームの一つ)を作ったこの男は、記念の作をFlappybaltと呼ぶ。Maverick Birdと同じく、作者の最大人気ゲームのグラフィックスタイルを借りている ― しかしそれを超える全く新しい体験だ。あなたは鳥になってピンポン玉のように画面を前後左右にバウンドしながら、動き続けるスパイクを必死に避けて回る。

いずれのゲームも特に複雑ではないが、ポイントはそこではない。両方のゲーム共、Flappy Jamという「スピード開発自慢」イベントの中で作られた。これは、Dong Nguyenと彼のゲームへの愛を表現すること〈のみ〉を目的としたイベントで、彼が自分のゲームを世界から消し去るきっかけになったプレッシャー、いじめ、その他の状況の中で行われた。あるいは彼らの言葉を借りれば、「インディー・ゲームデベロッパーは、みな親切で協力的なので、嫉妬やからかいはこのコミュニティーにはないし、悩みのタネにはならない」ことを示すために。

これはまるで、 お気に入りの画家が話題の人物に敬意を表して、その人のスタイルで描くのを見ているようだ。この連中がこれほどの愛を表現するところを見られることは本当に驚きだ。

同様のトリビュートは、Flappy Jamサイトに行けば〈山ほど〉見ることができる。.

[via The Verge]

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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