有機物の諸君、御機嫌よう。ロボットとの戦いで砲弾の餌食となって燃え尽きていく覚悟はできただろうか。もちろん覚悟ができていなくてもかまわない。諸君に選択の余地などないのだ。本日のTIDWRTWHUFOO(Today In Dystopian War Robots That Will Harvest Us For Our Organs)では、戦いの最前線で人類と出会うことになる戦士たちを紹介しようと思う。
まずはアメリカの陸軍が用意している従軍ロボットを見てみよう。Big Dog風のロボットに荷物を運ばせて、物流の主役に据えようと考えられている。重い戦闘用の道具はロボットに運ばせて、戦士含む人類は身軽に移動できるようになるというわけだ。Robert Cone大将は次のように述べている。
確かに、それは良いアイデアのように思えるのだろう。但しこれはロボットが目覚めるまでの話だ。いったんロボットが目覚めたなら、人を減らしてロボットを増やした軍隊内部では、血で血を洗う抗争が始まることとなる。GI諸君もせいぜい頑張っていただきたい。
しかし、「黒い線」という弱点を持つロボットもいる。
Raspberry Piとカメラを搭載したオープンソースで開発されるこのRS4は、自分でバランスを取りながら動くことができるのだが、、床に引かれた線を辿るようになっているのだ。しかしもちろん黙って人類に操られるばかりではない。他のロボットたちが人間の身体の上に線を引いておけば、そこをめがけてRS5が殺到して人類を圧倒することができるはずだ。
最後に紹介するのはHuskyだ。Clearpathの開発した地雷除去ロボットだ。遠隔操作で一定のエリアで地雷の探査を行う。磁気探知器により自らの安全は確保しつつ、地雷を見つけ出すことができる。以下の作業を行うものと認知されている。
2) 探索の実行
3) センサーを利用して地雷設置場所の特定を行い、地雷の存在する場所をマーキングする
ロボット側としては4番めの機能の実現を急いでいるところだ。すなわち地雷を掘り出し、それを近くにいる人間に投げ渡すのだ。運命の時は迫りつつある。人類諸君、互いの検討を祈っておこうではないか。
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(翻訳:Maeda, H)