今年のCESではBitcoinのブースは空だった…一般消費者への普及はまだまだ遠い先

 

よく知られているbitcoin取引所Bitstampは、ハッカーの犯行により500万ドル相当の暗号通貨を失ったが、先週のCESにはいなかったことが、かえって目立つ。ブースはあったが、同社とは別の出版社が雑誌をほそぼそと展示しているでけで、ほかは、何もない。ブースを空にした同社の連中は、ホテルに缶詰になってサービスの再開に備えていたそうだ。それは、金曜日(米国時間1/9)のことだった。

しかし彼らの苦労にもかかわらず、今年のCESではbitcoinへの関心も人気も盛り上がらなかった。木曜日(米国時間1/8)の午後になっても多くの人びとが、bitcoin ATMのデモや、この通貨で何かを買うこと、bitcoinをマインするときのコツを聞くこと、などを求めて展示会場を捜しまくっていた。

そのたびにここでは、“くそっ”の言葉が聞こえた。bitcoinをマインするために、独自に水力発電を使っている人の噂も、流れてきた。

Bitstampの19000bitcoinの被害は、Mt Goxの被害のでかさには及ばないけど、bitcoinに対する世間のイメージを損ない、その市場は今もずっと不安定だ。たしかに、すごく有望な技術ではあるが、多くの消費者の受け取り方としては、不安感や不審感が優勢だ。

CESのbitcoinブースで私は、Bitcoin業界の大物たちと話をした。一般消費者への普及に努力しているCircleや、企業やeコマース向けにbitcoinのPayPal化を目指しているBitpay、bitcoin ATMのRobocoin、bitcoin取引所Krakenなどだ。 KrakenはBitstampの被害と関連して、Mt Goxの一件を調べ、できるかぎりお金を取り戻す方法を研究している。でもまだ、その進捗に関する情報はない。最近やっと、着手したばかりだから。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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