米国の食品会社は誰も必要とはしていないが、誰もが欲しがるかもしれないマーケティングイノベーションがお気に入りだ。代替肉のBeyond Meatもそれを楽しんでいるようで、その同社が今週、全米の食料品店で「Beyondミートボール」を発売する。
同社の発表によると、この製品はブレンドしたイタリアンスパイスで風味付けされていて、チーズをかけたスパゲティにトッピングできるという。
このミートボールは、本物の肉に比べると飽和脂肪酸とナトリウムが30%少ない。Whole Foods、Stop & Shop、Sprouts, Harris Teeter、Kroger、Albertsonsで購入でき、10月前半にはさらに多くの店舗で販売すると発表されている。
えんどう豆由来タンパク質などで作られたこの代替肉ミートボールの希望小売価格は、12個入りで6.99ドル(約740円)だ。
Beyond Meatには「クックアウト・クラシック」ブランドとして朝食用ソーセージとバーガーのラインナップがすでにある。新製品のミートボールは、同社の製品を置いている全米2万6000の店舗でさらに売場を獲得するためのものだ。
Beyond Meatの最高マーケティング責任者であるStuart Kronauge(スチュアート・クロナージ)氏は「遺伝子組み換え生物や合成成分を含まない、おいしくて栄養豊富な植物性の肉に対する消費者の需要が高まる中で、Beyondミートボールを発売することを楽しみにしている。我々の最新のイノベーションを全米の小売店で販売でき、たいへん嬉しい。我が社のファンは、Beyondミートボールの素晴らしい味と便利さに喜ぶだろう」と語る。
マーケティングキャンペーンの一環として、9月16日にニューヨークとロサンゼルスのBeyondミートボールポップアップショップで、ミートボールスパゲティまたはミートボールヒーローサンドイッチを無料で提供する。
Beyondミートボールを食べたい人は、在庫があるうちにレストラン予約サイト「Resy」のThe Beyond Meatball ShopのLAまたはNYCのページで受け取り時刻を予約する必要がある。
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カテゴリー:フードテック
タグ:Beyond Meat
画像クレジット:Beyond Meat
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(翻訳:Kaori Koyama)