“何でも最適化する”SigOptが$2Mを調達…奇抜なアイデアが快調に成長

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Y Combinatorで孵化したSigOptが、200万ドルのシード資金を獲得したことを発表した。

同社のねらいは、どんなことでも最適化のお手伝いをすることだ。広告キャンペーンでも、シェイビングクリームの配合でも、なんでもよい。事実、協同ファウンダでCEOのScott Clark(上図)によると、同社の最近の顧客にはPembientがいる。動物の部品を人工的につくるバイオテク企業で、同社はSigOptを使って犀の角(つの)を合成した〔日本語記事〕。

“うちの技術は、試行錯誤で何かをテストしている人たちなら、誰もが利用できる”、とClarkは言う。“研究室で同じ実験を数十〜数百時間繰り返している人たちでもよいし、数十〜数百時間もの処理時間を要する機械学習の問題でもよい”。

物理的な実験の場合は、ユーザが実験のやり方とその結果を入力すると、SigOptがテストのやり方のバリエーションを提案する。Clarkによると、SigOptは、ここが最良、という最終的な改良地点を自動的に見つけ、ただしその際、新しいものをトライする“探究”(exploration)と、既存・既知のものを掘り下げる“活用”(exploitation)の均衡に気をつける。

Clarkの主張では、SigOptはA/Bテストツールとは競合しない。むしろ今では、Optimizelyをワンクリックで利用できる機能まである(A/Bテストも、やりたければできる)。

この技術のベースになっているMetric Optimization Engine(計量最適化エンジン, MOE)は、ClarkがYelpで広告のターゲティングを担当してたときに開発した。MOEはオープンソースだが、SigOptは有料サービスだ。Clarkによると、最適化を“民主化”したことによって、多くの人たちが利用できるようになった、という。

このシード資金を提供したのはAndreessen HorowitzとData Collective。これで同社は最初のエンジニアを雇い、念願のサンフランシスコのオフィスへやっと引っ越すことができた。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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