個人がリモートサービスを無料で開業・運営できるUsideUのTimeHutが登場、投げ銭システムも搭載

UsideU(ユーサイドユー)は6月29日、各種相談やレッスン、講演、パフォーマンスなどを業務とする個人事業主や小規模企業者がリモートでサービスを開業・運営できる新サービス 「TimeHut」(タイムハット)の提供を開始した。UsideUは、2017年6月設立のスタートアップで、ディープコアやDNX Venturesなどから出資を受けている。

同サービスは、プロフィールやサービスの作成はもちろん、予約・支払管理、顧客エンゲージ メントといった業務を一貫して行えるツール。SNSやブログ、ホームページなどと連携させることもできる。初期費用とサービス開始までの各種機能の利用は無料。運用開始後は、売上から10%のレベニューシェアと決済手数料が徴収される。さらには、ライブ配信サービスなどでおなじみの投げ銭システムも搭載しているほか、事業者側と利用者のエンゲージメントやコミュニティの強化などを図れる機能なども搭載予定。

TimeHutのベースとなっているのは、同社がこれまで開発・提供してきた遠隔接客販売ツール「TimeRep 」(タイムレップ)だ。 遠隔から多拠点への接客や案内、 販売などの業務を支援するツールで、アバター(バーチャルキャラクター)による無人案内やプレゼンも可能だ。これまで、東京大学とパーソルワークスデザインと共同でアバターを活用した遠隔心理相談サービスの開発、NTTデータと共同で美容部員による遠隔商品販売の実証実験などを進めてきた。

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TechCrunch Japan

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