個人向けセール&リースバック「CASHARi/カシャリ」のガレージバンクが1億円のプレシリーズA調達

個人向けセール&リースバック「CASHARi/カシャリ」のガレージバンクが1億円のプレシリーズA調達

個人向けのセール&リースバックサービス「CASHARi」(カシャリ。Android版iOS版)を開発・運営するガレージバンクは10月13日、プレシリーズAラウンドにおいて、第三者割当増資による1億円の資金調達を実施したと発表した。引受先は、既存投資家のW ventures、またマネックスベンチャーズ、山崎令二郎氏(起業家・エンジェル投資家)。累計資金調達額は約1億5000万円となった。調達した資金は運営体制の強化やCASHARのUX改善とサービス拡充にあてる予定。

CASHARiは、簡単な操作だけでファッションからデジタルまで幅広いアイテムの価値を査定し資金化すること、またその資金化したアイテムを使い続けることが可能なアプリ。一切の手続きがオンラインで完結するのも特徴。買取代金の受取りは、口座振込、口座登録不要のセブン銀行ATM受取を選択可能。サービス利用中はアイテムを手放す必要がなく、利用料を支払うことでアイテムを使い続けられる。リース期間は3カ月。リース終了後に残存価格を支払えば、ユーザーは売ったアイテムを再び買い戻すことができる。個人向けセール&リースバック「CASHARi/カシャリ」のガレージバンクが1億円のプレシリーズA調達

個人向けセール&リースバック「CASHARi/カシャリ」のガレージバンクが1億円のプレシリーズA調達

2020年にオープンβを開始し、2021年8月にはユーザー数が1万人を突破した。2021年7月には、好きなタイミングでいつでも解約できる「中途解約機能」をリリース。事前チャージ不要のコンビニ後払い型決済サービス「こんど払い byGMO」といった新機能も導入している。

2020年1月設立のガレージバンクは、「モノの価値を、みんなの力に」をミッションとするスタートアップ。モノの価値を公正に評価し、その価値を即座に資金化する仕組みを整えることで、サーキュラー・エコノミーの実現と、信用情報に頼らない新たな個人向けファイナンスの実現を目指している。

 

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。