傘シェアサービス「アイカサ」を渋谷のオフィスに無料導入可能に、初期費用とランニングコストはゼロ

傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営するNature Innovation Groupは3月18日、東京・渋谷周辺のオフィスにアイカサの無料導入サービスを提供開始した。同社の活動の本拠地である渋谷を、「ビニール傘を買う必要のない街」にすることを目指す。

アイカサは、1日(24時間)あたり70円で傘を借りられるサービス。最寄りの傘スポットで傘のレンタルと返却が可能だ。6日以上のレンタルは420円固定なので、たとえ返却し忘れても、コンビニでビニール傘を買うより安い。ユーザー登録や傘スポットの検索には専用アプリは不要で、LINE上で「アイカサ」を友達として追加して、ミニアプリを使うだけでいい。

現在の提供エリアは渋谷区が中心だが、北は埼玉・大宮(メガネスーパーコンタクト大宮DOM店)、西は東京・国立(コワーキングスペース「SEED PLACE」)、東は東京・門前仲町(メガネスーパー門前仲町店)、南は神奈川・横浜(メガネスーパー横浜西口店)など範囲は広がっている。ちなみにメガネスーパーは、モバイルバッテリーのシェアリングサービス「ChargeSPOT」も導入するなど、各種シェアリングサービスを積極的に取り入れている印象だ。

今回の企業向けプランは、企業側に初期導入コストや月額のランニングコストは不要で、オフィスの入り口などに40×40センチほどの設置スペースをアイカサに貸し出すだけでOK。一般向けのアイカサではアプリ上に傘の置き場所が表示されるが、オフィス設置の場合は表示しないように設定できるため、従業員と来客以外の利用を制限することも可能だ。

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TechCrunch Japan

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