アダルトコンテンツを扱うサービスの中で、もっとも人気のあるサイトのひとつであるPornhubが、VRビジネスに参入することとなった。
既にVR版アダルトコンテンツの制作を手がけているBaDoinkVRと組んで、サイト内で「バーチャルリアリティ」コンテンツを提供することにしたのだ。サービスの提供開始をYouTubeのインフォマーシャルビデオにてアナウンスもしている。
VRコンテンツはGoogleのカードボード、サムスンのGear VR、そしてOculus Riftなどで楽しむことができる。また、サービスの提供開始を記念して、1万台の閲覧用VRゴーグルのプレゼントも用意しているとのことだ。これがあれば360度の視野でエロティックコンテンツを楽しむことができるようになる。
ちなみにこのPornhubは、Alexaのデータによると全世界で66番目に閲覧されているサイトであるとのこと。日々のアクセス人数も6000万人に達するのだそうだ。
「全世界のひとびとに、最新技術を利用したコンテンツを提供することがPornhubの使命だと思っています」とはPornhubのバイスプレジデントであるCorey Priceの言葉だ。「進化し続けるアダルトエンターテインメント分野において、バーチャルリアリティが次世代技術として普及していくと考えているのです。これまでにない新体験を提供できるようになるはずです」。
ポルノコンテンツにVR技術を用いるという話は、これまでは冗談のように受け取られることもあった。しかしアナリストによれば、膨大な金額の動くマーケットになり得るのだとのこと。Piper Jaffrayのレポートによると、VRを使ったアダルトコンテンツサービスは、2025年までに10億ドル市場に成長するのだそうだ。VRアダルトコンテンツ市場は、規模の面でゲームやNFLに続く第3位に成長するのだと予想する人もいる。
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(翻訳:Maeda, H)