冷蔵庫シェアリング「よじげんフリーザ」が東京23区でサービス開始

シェア店舗の物件情報サイト「よじげんスペース」を運営するよじげんは1月29日、冷蔵/冷凍庫の空きスペースを店舗間でシェアリングできる「よじげんフリーザ」のサービス提供を開始した。冷蔵/冷凍庫のシェア自体は、既存サービスのよじげんスペースでは実施済みで、そのノウハウをベースに新サービスとして独立させる。

冷蔵/冷凍庫を提供するホスト店舗と、冷蔵/冷凍庫を利用したいゲスト店舗の登録受付が東京23区内の店舗限定でスタートしており、登録が一定数に達すると該当エリアのサービスを順次開始していくという。

同サービスを利用することで、自店舗の徒歩圏内に月額5000円から冷蔵庫を持てる。食材の保存のほか、かき氷機など特定期間に利用する機器の保管などが可能になる。「荷物を置く場所がない」という課題を解決しつつ、荷物の預かりによって収益を得えられる仕組みを目指す。サービス開始当初はイタズラ防止のため利用店舗は非公開とし、LINE経由でホストとゲストの登録とマッチングを実施する。

対象店舗は、飲食店、酒屋、氷雪販売業、物販店、冷蔵/冷凍倉庫などの店舗/倉庫で、現時点では個人は登録できない。税別の料金帯系は以下のとおり。ドリアンなどの匂いのきついものについては対象外となる。冷蔵庫を貸す店舗側は、手数料20%を差し引いた額が指定の口座へ入金される。

  • 常温:5000円/畳一畳程度を想定
  • 冷蔵:5000円/50リットル程度を想定
  • 冷凍:5000円/50リットル程度を想定

今後は、IoT温度計、冷蔵庫内カメラ、庫内温度記録システムなどを駆使して、安全で便利に利用できるサービスに進化させていく計画とのこと。

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TechCrunch Japan

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