動画配信クリエイター支援のライバーライツに赤坂優氏・中川綾太郎氏・W venturesが事業支援

写真左からW ventures代表パートナー東明宏氏、中川綾太郎氏、ライバーライツ代表取締役CEO 上野翔太氏、赤坂優氏、W venturesインベストメント・マネージャー Liu Yangnuo氏

動画の生配信を行うクリエイター「ライバー」専門のプロデュース事業を展開するライバーライツは10月7日、事業支援メンバーとしてエンジェル投資家の中川綾太郎氏、赤坂優氏、W ventures代表パートナーの東明宏氏を迎えたことを明らかにした。

ライバーライツは2018年2月の設立で、同年8月からライバープロデュース事業を本格化したスタートアップだ。「動画配信クリエイター、ライバー(Liver)の権利(Rights)を守り、可能性を最大化する」ため、プロデュースやサポートサービスを提供する。具体的には、クリエイターと契約を結び、ノウハウ提供を含めたプロデュースに加えて、配信スタジオ・機材の提供、ファンイベント開催、グッズ販売などの支援を行っている。

2019年1月には、ライバー育成コミュニティ「LaLa(ララ)」を立ち上げ、これからライバーとして活躍したい、さらに収入を得たいというクリエイターに向けて、出演案件の紹介やファンレターの安全な受け取り先の提供、ライバー同士が情報交換できる交流会の開催など、サポートを行っている。

LaLa通常会員への登録は無料。有償のVIP会員は、通常会員へのサポートメニューに加えて育成コンサルが受けられるほか、機材貸し出し、スタジオ配信などが可能になる。LaLaへの登録メンバー数は、コミュニティ立ち上げから約半年の6月時点で500名を超え、現在も月間約100名ペースで新規ライバー登録があるという。

今回、事業支援メンバー「ギフター」として発表された3氏は、ライバーの活動を応援することを目的として、資金や知見などを提供する。ライバーライツでは、メディア領域での新規事業立ち上げや海外展開経験が豊富な起業家、投資家をギフターとして迎え入れたことで、LaLa登録メンバーの育成や規模拡大とともに、タレントの海外進出支援も視野に入れ、「ライブ配信およびエンターテインメント業界の発展に貢献する」としている。

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TechCrunch Japan

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