匿名ソーシャル共有サイトのSecretは、数週間前に世界の新たな人々に門戸を開き、中国以外ほぼ全域をカバーした。同社は先週末これを改め、大型パートナーとの提携によって中国ユーザーのためのアプリを導入したが、パートナーの名前は明らかにされていない。
「中国は特別な市場であり、英語製品を提供したり、ただ翻訳して終りとはいかない。中国市場向けの開発には地元チームの協力が必要だ。そのためにはジョイントベンチャーなどの形態を取る場合が多い」と、共同ファウンダーのDavid ByttowがTechCrunch宛のメールで語った。
中国IT系ブログGeekparkは、同社が中国の大型ゲーム会社と提携してアプリを開発したと報じているが、Secretは提携について今は詳細を語っていない。
中国に加え、同社は数週間前の世界展開以来、各国の市場で成長を見せている。特に、ロシアをはじめとする旧ソビエト連邦諸国で驚くほどの人気を博している。
過去数週間に、Secretはロシア、ウクライナ、ラトビア、おおびオランダでApple App Storeのアプリ総合トップ10に入っている、とApp Annieが伝えている。また、ソーシャルメディア部門では、これらを含め多くの国々で上位にランクインしている。
「Secretはロシアで人気だ。数週間のうちにソーシャルネットワークのナンバー1に上りつめた。ユーザーは本当に喜んでいる」とByttowは書いている。
海外での成長は、米国内にも多少のハロー効果をもたらしており、先週あたりからソーシャルメディア部門のトップ50に入っている。
これは全体としては良いニュースであるが、世界の様々な地域で人気が出たことにより、英語ユーザーのフィードに外国語の発言が多数流入し、ユーザー体験を損っている(ちなにみ私のところにはロシアだけでも何十ものSecretが流れてきている)。
最近のアップデートで、ユーザーは見たいSecretの言語を選べるようになった。現在英語、ロシア語、オランダ語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語、スペイン語、および日本語がサポートされている。
選択から外した言語のSecretは送られてこなくなるが、それでも友達や友達の友達がシェアしたものは表示される。Byttowは、これらの表示についてまだ調整を続けているところだと言っていた。
ともあれ、理解できない記事を大量に見なくてよくなったことは大変ありがたい。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)